新型コロナワクチン接種後の抗体検査について
新型コロナワクチン接種後の抗体検査について
当院では、以前から新型コロナワクチン接種前後のスパイク蛋白質(S蛋白)抗体検査を行っています。
抗体価を、上限なしで正確に測定結果を出してくれるアボット社のものを採用しています。
現在接種が行われているmRNAワクチンは、ウイルス表面の感染成立に重要な役割を果たす「スパイクタンパク質(S蛋白質)に対する抗体」を誘導することで、新型コロナウイルス感染症の発症予防効果を発揮するものです
S蛋白に対する抗体検査は、ワクチン接種後の抗体獲得の評価として有用と考えられ、精度も十分に高いことがわかっています。
◎スパイクタンパク質 (S蛋白質)抗体検査
対象
過去の感染の有無、ワクチン接種後の抗体価がついた確認したい方。
ワクチン接種後については、2回目の接種後28日以降の検査を推奨しています。
検査方法 血液検査
検査期間 1~3日
費用 5000円
結果 来院もしくは希望者は輸送またはメールでのでの結果送付をします。
試薬名 ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant (アボット社)
なお、以前に行っていた「ロシュ・ダイアグノティックス社のIgM/IgG抗体検査(8000円)」についても引き続き実施しています。
いずれもウイルスの遺伝情報に関わるヌクレオカプシドタンパク質(N蛋白質)に対する抗体検査で、過去の感染有無の評価に適しています。
2021年7月に国立医薬品食品衛生研究所の検査で十分な精度が確認されており、S蛋白の抗体検査との同時測定も可能です。
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